みんな好き、がデフォルトじゃないかと思った。

寝起きにぼんやり考えた。


みんな好き、とか、ふと思ったんだけど、これってなんだろう。
ちなみに、ぼくの場合、1日に3回ぐらいは、みんな好き、とかって感情がわきおこる。これってどういう現象なんだろう。
自分が幸せなときって他人へ優しくなれるとかっていうってひとはよく見る。


ぼくの場合もじゃあいま幸せなだけかというと、それもなんか違う気がする。
ぼくがすごく不幸に思っていたときも、結構、頻繁に、みんな好き、とか思う。むしろ頻度多い気がするし、すごく切実に、みんな好き、とか思っている気がする。
なにが違うかというと、不幸なときは優しくされたときに、みんな好き、とか思うけど、わりに幸せなときは自発的、発作的に、みんな好き、とか思うというところかな。


ただ、不幸なときは、逆に、みんな嫌い、とか思う感情がおこることがある。でも、冷静にそのときの感情を考えると、みんな嫌い、ってたんに、自分が嫌い、という感情がまず最初に強烈に起こって、耐えきれなくなって、根拠もないのに、みんな嫌い、ってすり替えているだけに思うんだよね。


だから、みんな嫌い、っていうのはたんに自分が嫌いな変形であって、基本、人間という動物は、みんな好き、という感情がデフォルトなんじゃないかなあ。


世の中にくんでいるひとって拗ねているだけじゃないかなあ。


基本は愛情しか人間はもっていない気がする。いや、生き残るのに有利な進化という意味で。


他人を憎むなんてメリットなんもないもん。自分がかわいいか、駄目な自分が本当に嫌いになるか、このふたつしか人間は本当は興味がないんじゃないかな。


そして他人に対しては、みんな好き、これが合理的な進化だよね。嫌いになるのは自分だけ。


おれの場合は自分と照らし合わせて全然納得する説明なんだけど、ちがうのかな。