お金持ちになりたい人は知っている雑学21選(モノポリー編)

お金持ちになりたい人が知っておくべき考え方21選という、明らかな工作によって、はてなブックマークで人気になっているブログ記事がある。


はっきりいって中身は役には立ちそうにないと個人的には思ったのだが、似たような人生の知恵みたいな文章に見せかけながら、実はモノポリーの説明をしているだけというようなエントリが書けるんじゃないかとつまらないことを考えて、昨日、試してみた。書いているときは自分では面白かったのだが、2人ぐらいに読んでもらったら、モノポリー自体をよく知らないらしくぽかーんとされた。ということで、最初からタイトルで表記することにする。


以下、冒頭の”人生をゲームに例えてみた”ではなく、”ゲームを人生に例えてみた”というのがポイントだ。


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ぼくがゲーマーだからというわけじゃないが、ゲームを人生で例えてみる。


人生とはお金持ちになるだけじゃなく、勝たなければ意味がないというのは一つの価値観だ。人生は楽しめば勝ちという考え方もあるが、とはいえ勝負としての勝ち負けがあるのは否定しようのない現実だ。

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もー、まったくこういう書き方をすると勝ち負けなんて意味ある
の?なんてコメントしたがる厨が沸いてきそうだが、まあ、ほっ
ぽいておこう。話が進まない。ゲームなら勝ち負けあるのはあた
りまえだ。ただ、人間、それぞれぼくとみなさんが考えているゲ
ームが異なるかもしれないだけのはなしだ。
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残念ながら、ぼくには、人生でお金持ちになるための秘訣や、人生で勝つための秘訣なんて、だれでも応用できる法則を書くほどの能力はない。だから、人生をつづけていくプレイヤーの多くが身につけるだろう雑学をただ思うまま書きつづっていくことにする。


・ 人生のお金儲けの基本は不動産投資である。どんな方法でお金を稼いでも本当の金持ちになりたいなら結局は不動産投資にいきつく。


・ 人生においてビジネスの取引をする上での友人なんていつ裏切るか分からない。ただ、人生を通じて友情が続くという偶然は本当によく起こる。


・ 人生はおなじところをループする。未来に起こりうることは過去に起こりうることと同じだ。同じに見えないとすれば、起こりうることが違うのではなく、実際に起こったことが異なるからだ。サイコロの目が毎回変わるだけということである。そして人間はだれもが同じところをくりかえしているが、人によってループする早さともらえるお金の回数が変わってくるのだ。


・ 色即是空という言葉とまったく関係はないのだが、あるひとかたまりの場所が、同じような色に見えたとしても人生のスタート地点から一番遠いところが一番価値が高いものである。


・ 男性の場合は外見、見た目をどう選ぼうが、お金儲けにはなんの関係もない。(本当のことをいえば女性の場合もそうだ)もちろん美人コンテストみたいなものによって人生の一時期にメリットを受ける場合もあるが、そんなの人生全体から見たらごく一部だ。そしてその場合ですら本質的にはプレイヤーの外見はまったく関係ない。


・ ちゃんとルールを守ってビジネスをしているつもりでも刑務所にぶちこまれることはある。ほりえもんじゃないが、理不尽に思える理由で刑務所に入るということは本当にあるから、自分には関係ないと思うべきではない。


・ チャンスで成功するためには2段階必要だ。チャンスが訪れることと、いいチャンスをつかむことであり、どっちも運だ。訪れたチャンスのカードを開くことだけなら、だれにでもできるが、どういうチャンスなのかは見るまで分からない。(共同募金も同様)


・ 時は公平に流れる。ただし、ひとによって進める距離が違う。愚か者はたくさんの距離を進めた場合に、自分の努力の結果だったりクルマだとかウマだとか特別な乗り物のせいと主張することがあるが、本当は、まったく偶然のサイコロの目次第なのだ。


・ 分散投資なんてできるのは大金持ちに限られている。人生成り上がるためには同じエリアに集中投資することが必要だ。


・ 不動産で儲けるひとはほっておいて騰がるのを根拠なく待っている馬鹿じゃなくて自分で家やホテルを建てて再開発するようなひとだ。


・ 電力会社というと東電を思い浮かべるが、意外に儲からない。水道会社もそうだが、こういう公共的なインフラビジネスは手堅いように見えても大きくは儲けられないルールになっているから羨ましがる必要はない。


・ 刑務所に入ることを恐れるひとは多いだろうが、人生の終盤においては安全な牢屋にとどまることを選ぶひとも多い。


・ 一発逆転を狙う定番といえばボードウォーク。


・ 六本木ヒルズ版とかスターウォーズ版とかいろいろあるが、カードの名前とかが違うだけで中身は変わらない。


・ 職場の上司や大事な取引先から、土地カードの色がそろうからと取引を持ちかけられたら、現実の人間関係にひびがはいりそうで断りにくい。


・ ゾロ目を続けて出したら刑務所に入らなければいけないというのが、意味が分からない。


・ 金さえ払えば刑務所からでれるというルールは教育上いかがなものか?


・ 土地を銀行に抵当にいれると土地のレンタル料がもらえないのは一般的な商慣習から外れている。


・ コンピュータゲームの場合に、たいてい競売のインターフェースが面倒くさすぎる。


・ モノポリーをやるのは初めてという場合でも女の子だったら勝率が高い。


・ なぜか、自ら進んで銀行をやりたがるやつがいる。


以上