2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

おい、ゆとり、コンテンツの値段の決まり方をおしえてやる

ネット時代にコンテンツの価格はゼロになるのは複製コストがゼロなんだから、経済学的に正しく、著作権なんてみとめるのは社会的に損失だと主張しているひとは池田信夫氏を筆頭に多い。 そうするとコンテンツをお金かけてつくるプロはいなくなって、素人のコ…

プラットホームホルダー対コンテンツ屋さん百年戦争

どうもコンテンツプラットホームホルダーとコンテンツ屋さんとの関係をきちんと理解していないひとが多いようなのでちょっと書きます。 いいたいことは、自分で自分の戦う土俵をつくれないひとは、しょせん成功なんてできるわけがないってことです。 そして…

(続)コンテンツプラットホームとしてのiPhoneの設計が間違っている件

コンテンツプラットホームとしてのiPhoneの設計が間違っていると題して、ぼくが書き殴ったメモはいくつか反論の記事をいただいた。 shi3z氏 ー iPhoneとiモードのプラットフォームとしての未成熟さ、または「儲からないからチャンスがある」という考え方 App…

ホルダーがコンテンツをつくらないプラットホームは微妙

iPhoneのコンテンツプラットホームとしての設計が間違っているという話をしたいわけであるが、まずはそもそもアップルがつくったアプリを有料にしない時点でやる気なくない?ってことからはじめる。 iPhoneがコンテンツプラットホームとしてどのように設計さ…

はてブというコミュニティの設計について

ハックルさんに会った。同席させていただいたHashさんといっしょにご飯もおごってもらった。 餌付けされた記念にハックルさんのガツンに対するコメントを書いてみる。最初にいっておくとぼくは明快な回答をもっていない。 ハックルさんが指摘する内容をぼく…

ポジショントークのスケールが小さいひとたちを嘆く

あ、また、説教エントリフラグの立つようなタイトルをつけてしまったぜ。 人間40を過ぎると説教が好きになってこまります。 ああ、病めるひと、健やかなひと、肌が黒かったり白かったり黄ばんでいたりするすべてのリア充と非モテたちよ。世界中のあらゆる…

いいかげんにそろそろガツンといっておく

おれはkawangoだ! おまえら、おれが無視しているのをいいことに、勝手に川上とかいうエイリアスを確定事実として広めるんじゃねー。推測だろうが kawango公式プロフ 年齢 バースの背番号と同じ44歳(const) 職業 某外資系IT企業で企画をやっています(部…

コンテンツプラットホームとしてのiPhoneの設計は間違っている

いま、ベンチャー企業でiPhoneアプリをつくることが流行っているようだ。 iPhoneであれば世界相手にビジネスがリスクも少なく挑戦できると考えているひとが多いようだ。 こういう消去法的に戦略を選択することは危険であると、このブログの最初のほうに 貧乏…

はてなで無難な訂正を試みる

みなさんおはようございます。週末京都にいたのでネットもつながらなくて、つぎはどんな日記を書こうか浄瑠璃寺の仏像をみてたら、阿弥陀如来の顔がへんでした。なんでこんなへんがおしてんだろって9体もあってまあまあ有り難いかなあっておもえるかおのが…

僕は、いうべきことをいった、といいたがるひとたち

ぼくがよくみていて大好きなハックルベリーなブログのひとが、はてなにガツンと言ってやったらしい。 ぼくが今日はてな東京本社にお邪魔して一言申し上げたこと ユーザとして、はてなの広報担当の川崎さんに自分が思っているはてなの問題点をつたえた。自分…

ユーザがなぜ頭が悪いか?

2回ほど書いた過去のモデムビジネスについてのエントリで、頭の悪いユーザをだましているだけじゃないか、のようなコメントがいくつかついていたので、そこだけ、もうちょっと説明したい。だいたい、ぼくはユーザのことを頭が悪いと思っていない。 およそも…

くそなモデムがバカ売れした理由についても話す

この前のエントリを、サポートが評判よかったのでモデムが売れまくったという話に受け取ったひとが多かったが、それは間違いなので補足したい。 そもそも世の中にサポートが良くてヒットする商品なんてない。サポートがよくてヒットするなんてことがあったら…

自分の考えたアイデアを内緒にしたがるひと

企画をするという仕事はどういうものなのかについて書いてみる。 よく企画屋と自称するひとがいるが、ぼくは企画屋という職種は存在しないと思っている。 パワーポイント屋ならよくいる。パワーポイントできれいな資料をつくってくれるひとだ。 とても便利な…

ユーザサポートでめちゃくちゃ感謝された経験について話す

もう15年前にぐらいになるが、僕の仕事のやりかた、ユーザにたいしてどうやって向き合っていけばいいかについての信念を決定づけたある事件について語ってみようと思う。ほぼ懺悔にも近い。 ぼくが企画したモデムがバカ売れした。無名のブランドだったのに…

日本のwebがレベルが低い理由

梅田望夫さんの記事が話題になっている。 日本のwebがサブカルチャー分野を除いて、米国よりも遅れている。米国では頭のいいひとが使っているが、日本だと馬鹿が使っている。まあ、こんなかんじの主張として受け止められていて、批判をずいぶんと浴びている…

コンテンツの2次創作が重要な理由

フェアユースの議論が、ぼくにはどうにもなじめないので書いてみる。なじめないというのは、現在、おこなわれているフェアユースのテーマはコンテンツの質をあげてより面白く、素晴らしいものにするという観点がまったく欠けているからだ。米国先導で推進さ…